自分を受け入れるというと、ダメな自分も受け入れるとか、自分を甘やかすというイメージがある方もいるかもしれません。
そして、“甘やかす”という言葉に“いけないこと”というマイナスなイメージがあって、自分を受け入れることに抵抗がある方もいるかもしれません。
今日はそうした方に自分を受け入れることの捉え方を少し変えるきっかけになればと思って、私の捉え方をシェアさせてください。
私は自分を受け入れることって自分を癒すことだと思っています。
例えばダメな自分を受け入れるのって結構勇気が要ると思いませんか?
まず、ダメな自分を認めたくないっていう気持ちが出てくるだろうし、認めてもそれを“良し”とすることの前に、また1つ壁があるように感じます。
私自身も父親が厳しい人だったので、優等生タイプで生きてきた結果、母親になっても“良い母親でいなきゃいけない”という思い込みに囚われていて、“ダメな母親”である私を受け入れるのに時間がかかりました。
いろんなことを学んで来た今なら、“良い母親”も“ダメな母親”も自分が決めた判断基準の中での“良い”・“ダメ”なだけであって、絶対的な基準ではないとわかります。
ですが、当時はそうした考えも持っていなかったので、
・子どもにイライラしてしまう自分
・子育てより自分の好きなことを優先したいと思う自分
・ちゃんと家事ができていない自分
など、勝手に創り上げていた“良い母親”像と比べて、そうじゃない自分を“ダメな母親”だと思い、自分を責めたり、自己嫌悪に陥って、その不安な気持ちやそこからくるイライラからさらに家族に当たって…という悪循環を繰り返していました。
そんな私が自分自身を受け入れられるようになるためにまず行なったことは、“ダメ”だと思っていた私に気づいて、その私に寄り添ってあげること。
例えば、「イライラしちゃって嫌だよね。本当は優しいママでいたいのにね。でもイライラしちゃうんだよね。」という具合に。
私の中のもう1人の私が隣に座って優しく語りかけてくれているようなイメージです。
“イライラする私はダメな私!もっと優しくなりなさい!”とジャッジしたり否定したりしてきた自分自身に寄り添ってあげたのです。
自分自身に寄り添って、気持ちが落ち着いたら、どうしてイライラしちゃうんだろう?と理由を考えていきました。
私の場合は、イライラの下に
・“良い母親”でいないといけないという思い込み
・自分の好きな時に寝起きしたり、食事したりトイレに行ったりしたいというシンプルな欲求すら満たせていなかった不満
・初めての子育てでわからないが故の不安
そうしたものが混ざり合って、“イライラ”という大きな塊になっていたと気づきました。
このようにイライラやモヤモヤなどの1つ1つの原因に気づくためには、自分自身を客観的に見る必要があります。
イライラしている状態のままだとイライラの感情に飲み込まれてしまうだけなので、イライラしている私から一歩離れる必要があるのです。
そして、イライラの下にある本当の理由に気づけたら、
「そんな風に思っていたんだね!気づかなくてごめんね!」と、またその理由に寄り添ってあげます。
そして、できることから改善していきます。
そうやって、「私はちゃんと自分の声を聴いてくれる人だ」って自分に対しての信頼感を増やしていくのです。
こうした自分を受け入れるプロセスの中で、自分の嫌な部分を改めて見つめたり、過去の傷と向き合ったりします。それを乗り越えるために必要なことが、私は自分を癒すことだと感じています。
実際に行なってみると、自分で“ダメ”だと思っている部分をちゃんと見ないといけないから、“甘やかされている”感覚はないと思います!(笑)
自分と向き合うことって、こうして見たくない部分も見ないといけない時もあるので、苦しく感じる時もあると思います。
ですが、ダメだと感じている自分すら受け入れてあげられるようになると、なんとも言えない安心感を感じたり、自分のことを信じてあげられるようになったりと、向き合った分だけ自分はちゃんと応えてくれます。
信頼している親友のためなら、何があっても力になりたい!と思うのと一緒です♪
自分を受け入れることは必ずあなたの力になります。
自分を受け入れることや甘やかすことに抵抗がある方は、自分を受け入れることは自分を癒すことだと思い直してみて、自分を受け入れることに対して前向きに捉えてもらえたら嬉しいです。
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