自分を愛するとは?「私は十分じゃない」という不足感から抜け出すために

「あの人はあんなに活躍しているのに、私は…」

「もっとお金があったら幸せなのに」

「もっと認めてもらえたら、自信が持てるのに」

誰かと比べて落ち込んだり、
今の自分では足りないような気がして、
苦しくなったことはありませんか?

そんなとき、私たちはつい、

もっと頑張らなきゃ。
もっと成長しなきゃ。
もっと手に入れなきゃ。

と思ってしまいます。

でも、本当に必要なのは、
何かを「足す」ことではないのかもしれません。

その前に、

「私は、今の自分をどう思っているんだろう?」

と、自分の内側を見つめてみる。

すると、その奥に、

「今の私は、十分じゃない」

という思いが隠れていることがあります。

なぜ、人と比べて苦しくなるの?

人と比べること自体が、悪いわけではありません。

誰かを見て、

「素敵だな」
「私もあんなふうになりたいな」

と思うことは、自分の望みに気づくきっかけにもなります。

けれど、

「あの人は持っている。でも、私は持っていない」

「だから、あの人のほうが私よりすごい」

「私はまだまだダメだ」

と、持っているものやできることで、自分自身の価値まで決めてしまうと苦しくなります。

比べることによって苦しくなるとき、その奥には、

「今の私では足りない」

という不足感があるのではないでしょうか?

外側のもので自分を満たそうとしていませんか?

「今の私は十分じゃない」と思っていると、
私たちはその足りなさを、外側にある何かで埋めたくなります。

お金。
仕事。
肩書き。
容姿。
人からの評価。
パートナー。
SNSのフォロワー数。

もちろん、これらを求めることが悪いわけではありません。

もっと豊かになりたい。
仕事で成功したい。
きれいになりたい。
誰かに愛されたい。

そう願っていいし、
そうした思いが原動力にもなります。

大切なのは、

何を選ぶかよりも、どんな気持ちからそれを選ぶのか。

 

「これがない私は十分じゃない」

と思って求めるのか。

それとも、

「私は今の私でも十分。だけど、私はこれを望んでいる」

と、喜びから求めるのか。

同じものを選んだとしても、
どんな気持ちからそれを選ぶのかによって、
選んだ後に感じることは大きく違ってくるのです。

「自分を愛する」って、どういうこと?

「自分を愛しましょう」

と言われても、

「どうしたら自分を愛せるの?」

と思う方もいるかもしれません。

 

私は、自分を愛するということは、

自分を好きにならなければいけないことでも、
いつも自分を肯定することでもないと思っています。

うまくできる私も。

失敗してしまう私も。

優しくできる私も。

誰かに嫉妬してしまう私も。

前向きな私も。

「もう嫌だ」と投げ出したくなる私も。

「こんな私もいるんだね」

と、「いい自分」だけを愛したり、
自分を無理やり変えようとするのではなくて、
そのまま自分を受け止めてあげる。

それが、自分を愛することの始まりです。

自分を愛せるようになると、人間関係も変わっていく

自分を受け止められるようになると、
少しずつ、他の人の違いも受け止めやすくなります。

誰かが自分より活躍していても、
その人が輝いていることで、
自分の価値が小さくなるわけではありません。

誰かが自分とは違う考えを持っていても、
それは自分が否定されたわけでもありません。

「私は私でいい」

と思えるからこそ、

「あなたもあなたでいい」

と思える。

自分を愛することは、
自分だけを大切にすることではないのです。

自分がかけがえのない存在だと知っているからこそ、
目の前の人もまた、自分と同じようにかけがえのない存在だと感じられる。

そこから、人との関わり方も少しずつ変わっていきます。

「足りない私」ではなく、「すでに十分な私」から選ぶ

私たちは、何を選んでもいい。

もっと豊かになりたいと思ってもいい。

夢を叶えたいと思ってもいい。

もっと素敵な自分になりたいと思ってもいい。

でも、そのときに一度、

「私は、何のためにこれを求めているんだろう?」

と、自分に聞いてみてください。

 

「これを手に入れたら、私には価値があると思えるから?」

「誰かに認めてもらいたいから?」

「人より上にいることで、安心したいから?」

 

それとも、

「考えただけでワクワクするから?」

「純粋にやってみたいから?」

「これを選んだ私を、私は好きだと思えるから?」

 

不足から選ぶことに気づいたとしても、
そんな自分を責める必要はありません。

「ああ、私は今、自分には何かが足りないと思っていたんだね」

と気づいてあげる。

それだけでも、自分との関わり方は変わり始めます。

今日からできる「自分を愛する」小さな習慣

もし、誰かと比べて苦しくなったり、
「もっと○○だったら」と思ったりしたら、
すぐにその気持ちを消そうとしなくて大丈夫です。

まずは、そのまま気づいてみてください。

そして、自分にこんな問いを投げかけてみましょう。

「私は今、何が足りないと思っている?」

「それがなくても、今の私にすでにあるものは?」

「本当は、私は何を望んでいる?」

 

そして最後に、

「足りない自分を埋めるためではなく、喜びから選ぶなら、私はどうしたい?」

と聞いてみる。

 

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

大切なのは、
外側に答えを探しにいく前に、
自分の心の声を聴いてあげることです。

自分を愛することから、愛の循環は始まる

私たちは、一人ひとり違います。

持っているものも、
得意なことも、
生きてきた道も違う。

だから、誰かと同じになる必要はありません。

人と違うところは、
欠けているところではなく、
その人らしさがわかりやすく表れているところなのかもしれません。

 

一人ひとりが、

「私は、このままでもかけがえのない存在なんだ」

と認められるようになったら。

自分を大切にできるようになった分だけ、
目の前の人のことも大切にできるようになる。

そして、その愛は、

自分から家族へ。
家族から周りの人へ。

少しずつ広がっていきます。

 

私は、自分を愛することが、
さまざまな悩みや問題の根っこをほどいていく、
すべての始まりなのではないかと思っています。

愛するということは、
そのままを受け止めることです。

まずは、自分自身を受け止めるところから。
そこから、愛が循環する世界が始まっていきます。

 

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