時に辛い思いもするのに
私たちはなぜこの世界に生まれてくるのでしょうか?
「全ては気づきのために起きている」というブログで
“私たちは今世で経験したいことを決めて
生まれてくる場所(時代、国、両親なども含めて)も
この世界からの旅立ち方も選んで
生まれてくると言われてい”るとお伝えしました。
何のための気づきかと言ったら、
より幸せに生きるためであり、
魂が今世で経験したいことを決めて
やってきているので
魂を喜ばせるためです。
辛い経験をすることで
求めるものを得られた喜びが
一層増します!
喜びと言うと、今の世界では
ご褒美のようなものをイメージする
かもしれませんが、
魂にとっての喜びとは、
本来の自分=愛の状態に戻ること。
仏教では、亡くなってもまた生まれ変わる
輪廻転生という考えがありますが、
何度も生まれ変わる中で
様々な経験をして、
少しずつ本来の自分に戻っていくのでは
ないかと考えます。

輪廻転生を終わらせるために何度も生まれ変わる
輪廻転生があるかどうか、
また、あると考える人たちの間でも
その内容については色んな見方が
あるようですが、
輪廻転生があるとしたらという立場で
お話ししていきます。
(仏教についての用語の説明などは、
「【死生観】輪廻転生の意味とは。
四十九日との関係も解説」の記事を
参考にし、引用させていただいています。)
仏教では輪廻転生とは、
六道と呼ばれる6つの世界を
生まれ変わりながら行き来することだと
考えられています。
六道とは、以下の6つです。
天上道:六道の中で最も楽しいことが多く、
苦しむことが少ない世界。
人間よりも秀でた「天人」が住んでいると
考えられている。
極楽浄土ではないので、迷いや悲しみは存在する。
人間道:私たち人間が生きている世界。
苦しみだけでなく楽しみも感じられる。
輪廻転生から逃れるために欠かせない
仏教の教えを学べる唯一の世界。
修羅道:阿修羅という鬼神の住む世界。
常に争いごとが起きており、
怒りや苦しみに満ち溢れていると考えられている。
さらに、この世界にいる者は欲望を抑えられない。
上記3つが三善道と呼ばれ、六道の中で比較的
苦しみが少ない世界です。
下記は三悪道と呼ばれる特に苦しみがある
世界です。
畜生道:犬や猫、馬などの動物が住む世界。
弱肉強食なので、ここにいる者は常に不安を抱え、
自分だけが助かれば良いと考えている。
(余談ですが、今は人間界もこの世界のように
なりつつあるように感じるのは
私だけでしょうか?)
餓鬼道:餓鬼は苦しみと飢えによっておなかが
膨らんだ鬼のこと。人を思いやる気持ちがないと
餓鬼になってしまうと考えられている。
餓鬼道は何も飲み食いができず、嫉妬や
欲望に満ちあふれた世界。
地獄道:六道の中で最も苦しい世界。
言葉では表現できないと言われるほどの苦しみを
味わう。また、これまでに重ねてきた罪を
償わせるための世界とも言われている。
ポイントは、六道の全てが苦しみの世界だと
考えられている点です。
仏教では、六道の先にある世界が極楽浄土だと
考えられていて、“仏教の目標は苦しみの六道から
抜け出すことなのです”!

まとめ
極楽浄土とは、一切の苦しみがない場所のこと。
私は特定の宗教を信仰していませんが、
ホリスティックな言い方をすれば
極楽浄土とは、愛の世界と言えると思います。
私たちの魂は、元々愛の世界から
いろんなことを経験したくて
人間界にやってきました。
“苦しみの六道から抜け出すには、
むさぼる心を表す「貪(とん)」、
怒りの心を表す「瞋(じん)」、
真理を知らないおろかな心を表す「痴(ち)」の
「三毒」を克服することが重要とされてい”るそうです。
(「【死生観】輪廻転生の意味とは。
四十九日との関係も解説」より)
家族や友人、職場の人など
あらゆる人との関わりの中から
自分を知り、本来の愛の状態へと戻るために
いわば魂を磨きにこの世界に
やってきているのではないでしょうか?
ご縁があり、今、気の學問を学んでいますが、
その中で昔の日本では当たり前のこととして
親から子どもに伝えられてきた
仏教や神道の考え方にも触れています。
戦後のGHQによる教育改革によって
仏教や神道に基づく学校行事が
一切廃止されたり、
それまでは学校で教えられてきたことでも
伝えられなくなってしまったことも
あります。
最近の悲惨なニュースを聞くと、
いかに自分のことしか考えない人が
増えたのかと感じさせられますが、
私たちの教育や心から、
自分も他者(生きとし生けるもの全て、
自然や動物も含む)も同じように
大切にすることが抜けた結果ではないでしょうか?
私自身ももっともっとこの世界を
楽しみたいですし、
子どもたちにも安心して暮らせる
愛ある世界で生きてほしいと心から
思います。
そのためにも、宇宙の愛の法則や
それを活かした意識の使い方を
たくさんの方にお伝えしていきたいと
改めて思います!
自分も周りも大切にできる人が増えて
愛の循環がどんどんと広がっていきますように!
自分と周りを幸せにする意識の使い方を知り
人生を舵取りができるようになりたい方へ