夫婦間でこんなこと、ありませんか?
当日や前日になっていきなり
ご主人に「今日、仕事休み取ったから。」と言われたり、
家でのんびりしているのかと思ったら
突然、「今から出かけよう!」と言われて
慌てて支度をしたり…。
事前に言ってくれれば、
ご飯の用意や出かけるための準備を
前もってしておくのに、
ご主人の言動がいっつも突然で困る!
という奥様からのご相談です。
私も以前は
同じような悩みがあったので、
この気持ち、よくわかります!
普段、平日は
子どもの予定と私の予定で
その日の予定や流れを考えているので、
突然、そこに夫が加わると
その予定が変わることもあったし、
お出かけについても、
「出かけるよ!」と夫が言って
そこから子どもの支度や済ませておきたい家事、
そして自分の支度…と、
出かけるまでにヘトヘトになっていました。
一見ささいなことのように感じるけど、
塵も積もれば…となるような男女間の違いを
私は男女脳を知ることで救われました!
そこで、今回は、夫婦間で起こる問題について
男女脳の違いからお話ししていきます。
男性が100%男性脳なわけではないし、
女性が100%女性脳なわけでもないですが、
知っていることで楽になることが
きっとあると思います!
男性脳の特徴
①今に集中!
狩猟して生活していたくらい、大昔の時代、
男性は狩りに出掛けて
獲物を獲ってくるのが役割の1つでした。

狩りをしている時、
獣によっては食うか、食われるかだし、
小さな動物だとしても
逃せば食べ物を確保できないことも
起こり得た時代です。
そのため、狩りの最中に
違うことを考えていたら
私たちのご先祖様は生き残っていないのです!
言い換えると、私たちは生き残った人の
遺伝子が受け継がれているので
男性脳は、
今に集中することが得意なんです!
そのため、男性は
「これがしたい!」と思った時に
口に出して動き出します。
あとで女性脳の特徴についてもお伝えしますが、
女性は、過去と現在と未来を
繋げて考えることが得意。
そのため、ご主人の突然のお休みも、
「今日が休みだってなんで前もって
言ってくれないの?」と聞いても
「だって聞かれなかったから。」と男性は言うでしょう。
ですが、女性からしたら、例えば、
ご主人が休みだと事前にわかっていたら、
前日の夕飯のおかずを翌日に回せるように
少し多めに作っておくなど
未来の予定に合わせて今の行動をとります。
出かけることについても同じで
男性は、「今、行きたい!」と思ったから
そう言っているだけなんです。
もちろん、食事の支度や
出かける際のお子さんの支度を
ご主人がやってくれるなら
奥様も悩まないと思いますが…。
男性脳は食事中やお腹がいっぱいの時には
次の食事のことは全く考えないでしょうが、
女性脳は、お昼ご飯を食べながら
「夕飯は何にしよう?」とお昼ご飯をもとに
考えることができる脳。
それぐらい考え方に違いがあるのです!
②プロセスより結果!共感より解決することを優先する
これは、ビジネスの場面でも
聞いたことがあるかもしれません。
男性脳の方が、論理的に考えることが
得意だし、結果重視。
これも狩りの時代を想像すると
男性脳の気持ちも少しは
わかるかもしれません。
その狩りが成功しなければ、
家族に食べ物がない、
最悪、飢えて…という時代に、
「あと、もう少しで捕まえられるところ
だったんだよー!すごく惜しいところまで
いってたんだ!わかってよ〜!!」と
いくら力説されたところで
お腹は満たされません。
結果が全て、という世界で生きてきたのでしょう。
何か問題があるときは、
共感よりもどうしたらそれを解決することができるか?
ということを考えてきた脳なのです。
時代は狩猟時代から大きく変わっていますが、
私たちの脳はそんなに早く進化できません。

ご主人に相談した時に
話を聞いてほしいだけなのに、
アドバイスをもらって余計に
モヤモヤしたというお話も
よく聞きますが、
男性としては、共感しても何も問題は
解決しない!と、良かれと思って
解決策を出しているのです。
女性脳の特徴
①過去ー現在ー未来を繋げて考える
同じく狩猟の時代、
男性が狩りに出掛けている間
女性は何をしていたかというと、
群れの女性たちみんなで
子どもたちや年配者たちを守っていました。
今と違って、スマホなんてありません。
いつ帰ってくるかわからないし、
その日、獲物を獲って帰ってくるかも
わからない中で、
群れのみんなが生きられるようにと
女性たちみんなで力を合わせていたのです。
そのため、手元にある食料を
どのくらい食べていいか、
どのくらい残しておいたらいいか
考えていたはず。
そうしたことから、
女性脳は、過去と現在と未来を
繋げて考えることが得意な脳へと
発達しました。

②結果よりもプロセス!感情的な共感が大事!
群れのみんなでみんなを守るという
生活をしていた中で、
それぞれが好き勝手なことをしては
みんなの命が危うくなることも。
そのため、女性脳の方が調和や共感を
大事にしてきたので
感情面を大事にするようになりました。
プロセスを大事にするのは
女性脳の①に挙げた過去と現在と未来を
繋げて考えることができることも
影響しているでしょう。
女性は、結果に至るまでの過去も
結果の一部のように感じます。
また、結果が光が当たる部分だとしたら、
プロセスは目に見えない影の部分。
陰陽で言っても
男性が太陽であるのに対して
女性は月。
太陽は思考(顕在意識)を表し、
月は目に見えない心や潜在意識を表します。
こうした部分でも女性は
目には見えない感情や共感を
大事にしているのかもしれません。
男女脳を生かして円満な関係を築くコツ
違うことを大前提に、
大切なことはしっかりと伝える
脳の構造が違うので男性が女性の気持ちを
「察する」ことは、ほぼ不可能です。
ですから、スケジュールでも、
ほしいものやしてほしいこと、
逆にしてほしくないことなど、
しっかりと言葉にして伝えることが大切です!
女性にとっても「気づいてくれない!」と
イライラしているよりも
自分から伝えた方が
ずっと健全な精神状態でいられます。
私が実際に改善して余計なモヤモヤが減った
例をご紹介します。
①相手のスケジュールを事前に確認する
急に予定が入ると困る時は
事前に夫の予定を聞くようにしました。
先程挙げたように、男性は論理的に考えることが
得意なので、論理的に伝えた方が
受け取ってもらいやすいです。
そこで、
・予定が変わる時はなぜ事前に教えてほしいのか
を一度伝えるといいです。
夫に予定を確認した時に「今のところ特にないよ」と
言われた場合は、「何か予定が入ったら
教えてね」と言うようにしました。
②共感してほしいのか、アドバイスがほしいのか夫に伝える
夫にただ話を聞いてほしいという時は、
話し始める前に、
「アドバイスはいらない。ただ話を聞いてくれるのが
1番嬉しいから、そうしてくれる?」と
伝えてから話し、
アドバイスや、夫の考えを聞きたいときは、
「〇〇についてどう思う?」と聞くようにしています。
③してほしいこと、してほしくないことを伝える
突然外出するとなった時は、
“この家事を済ませたいから、子どもたちの支度を
してほしい”など、全てをやろうとしないで
頼みたいことは頼むようにしました。
やってみないと大変さを共有することもできませんよね。

家事でも何でもそうですが、
相手に何かしてもらったら
多少失敗があったり
思っていたのと違っても
大げさなくらい「ありがとう!!」
「嬉しい!!」と
伝えるのも大切なことです!
ご主人も奥さんが喜んでくれて、
笑顔でいてくれたら嬉しいのです。
しっかりと感謝の気持ちを伝えることで
“妻はこれをすると嬉しいのか!”とわかって
またやってあげよう!という気持ちも
わきやすくなります。
まとめ
男性脳と女性脳が
どれだけ違うか、気づきましたか?
これはどちらがいい/悪いではなくて、
“違う”という事実を知ってほしくて
お伝えしました。
今を大事にするのも大事だし、
過去、現在、未来を繋げて考える力も大事。
プロセスも結果も両方大事。
感情も解決もどっちも大事、
ですよね!
我が家は子どもたちも男の子なので、
夫だけでなく、子どもたちにも
「おいおい…」と思うことが日々ありますが、
そんな時には、男女脳の違いを思い出して
冷静になるようにしています。
違うとわかっているだけで
とっても気持ちが楽になります。
相手も悪意があって行なっているわけではないし、
むしろ良かれと思って、相手は相手なりに
あなたのことを考えて行なっていることの方が
多いかもしれません。
身内だと思うとつい自分と同じ基準で
考えてしまうかもしれませんが、
一人一人違って当然という意識を
忘れずにいることが家庭の平和にも
つながります。
男女脳の違いも活用して
円満な夫婦関係を築いていきましょう♪
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