ここまでの話で、エネルギーには、
「愛」と「恐れ」があって、
理想や望みを現実にするためには
「愛」のエネルギーを出さなければいけないから、
「恐れ」に対して悪者というイメージを
持った方もいるかもしれません。
でも、「愛=善」、「恐れ=悪」と
対立的に両者を見ていたら、
二極化する世界を自ら創り出していきます。
実際には、「善」も「悪」もないからです!
ここでは、二極化ではなく、
これからの時代に大切な“ワンネス”の
視点で両者を見ていきます。
恐れがあるから愛がある
私たちの脳は、対比することで
認識することができます。
例えば、病気をして初めて
健康のありがたみを感じるように
健康しか経験していない時は
健康を意識していないので、
健康であることに気づきにくいのです。
それと同じように、
恐れがあるからこそ愛に気づくことが
できます。
恐れの気持ちは“私は不十分だ”
というエゴから来ています。
そのため、根本には、
・わかってほしい
・認めてほしい
・大事に思ってほしい
など、愛を求める気持ちがあります。
いっつも愛されている人は
愛されることが当たり前なので、
愛を求めません。
恐れがあるからこそ、
愛されることの素晴らしさに
気づくことができるのです。
恐れをゼロにしなくていい!
陰陽の視点で見ると、
陰と陽は表裏一体の関係です。
光と影のように
一方があることで他方が存在できます。
愛と恐れにも同じことが言えます。

上の図は陰陽の関係を表す
太陰太極図です。
中央に互いの色の円が描かれています。
これは、陰の中に陽があるし、
陽の中に陰があることを教えてくれています。
つまり、愛の中に恐れがあるし、
恐れの中に愛があるのです。
恐れをなくしたいと思うかもしれませんが、
恐れが無くなって愛だけになったら
先のいっつも愛されている人のように
愛されることの喜びに気づくことができないし、
愛されているということさえ気づけなくなるかもしれません。
陰陽は両方あって1つの世界が創られることも
教えてくれます。
私はお菓子作りが好きなのですが、
チョコレートのお菓子を作るときに
その甘さを引き立たせるために
よく少量の塩を入れます。
塩がないとのっぺりと
ただ甘いだけになってしまうのですが、
少量の塩を入れることで味が締まって
よりおいしくなるのです。
陰陽もこれと同じで、
一見相反するものもお互いに必要で
大事なのはそのバランス。

一番良いバランスの状態は、
愛が多くあって
その中に少しだけ不安や怖さといった
恐れがある状態でしょう。
不安や恐れがあるからこそ、
頑張ろうと奮起できたり、
今ある幸せの貴重さに気づき、
感謝の気持ちを持って毎日を過ごすことができます。
ワンネスとは、全ては1つであることや
一体性を意味します。
愛と恐れも分けて考えるのではなくて、
1つのものとして見ることで、
恐れがある自分に対しても優しい気持ちに
なれるのではないでしょうか?
魂から見た恐れ
スピリチュアルの視点では、
私たちが生まれてくる前に
過ごしていた世界は、
愛だけの世界だと考えられています。
これがしたい!と思ったら
次の瞬間にそれが叶っている世界。
そうした場所にいた私たちは
成長のためにあえて「不自由」を
経験したくて人間界にやってきた、と。
そうであるならば、恐れすらも
経験したくて経験していること。
私たちの魂は、恐れを経験することで
それまでいた愛の世界の素晴らしさを
再認識しているのかもしれません。
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