「稼ぐ」とは?
「お金持ちになりたい」
「お金を稼ぎたい」と言葉を発することに
私はずっと罪悪感を感じていました。
事業を続ける上で
お金は資金であり、
必要で大切なものであるし、
お金は「感謝」の気持ちの表れだと
頭ではわかっていながら
お金を受け取ることに
怖さがあると気づきました。
そこで、怖さを取り除きたいと思い、
まず「稼」という言葉の
由来を調べました。
「稼」は「禾」+「家」。
「禾」は「穂の先が茎の先端に垂れかかる」
という意味の「稲」を表していて、(OK辞典より)
「稼」には、“田畑で一生懸命育てた穀物を
家の中に蓄えていく様子を表したもので、
秋にしっかり収穫して、
穀物の採れない冬を乗り越えるために
備えておくという意味”だそうです。
(経営スペシャリスト望月亮秀の経営サポートブログより)
こうして由来を知ったことで、
「稼ぐ」という言葉自体に
悪い意味合いは一切なく、
むしろ大切な家族を想う言葉だと
わかりました。

なぜ「稼ぐ」ことが怖かったのか?
自分の中で“この答えが欲しい”と
明確にすると、
ふと目にしたものや
何気ない会話から
ちゃんとその道標が与えられます。
「稼ぐ」ことの怖さを取り除きたいと
思っていた時に、
耳に入ってきたのはNISAの話でした。
投資についてきちんと勉強したことの
ない私は、投資に対しても「怖い」ものと
思っていたのです。
そのお話を聞いた時も“良さそうだけど、
今、あるお金まで失ってしまったら怖い”
と思っている自分に気づきました。
さらに、帝王学の学びの中で
事業を大きくしたいと思いながら
挑戦する勇気がない自分に気づき、
その理由として、同じように
“今、あるお金まで失ってしまったら怖い”
と思っていることにも気づきました。
失敗することが大前提の考え方だったと
気づいたのです!
リスクマネジメントは
もちろん大切ですが、
マインドの面から言っても、
失敗すると思いながら行動すれば
当然失敗します。
愛を出せば愛が還ってくるという
この世界の法則を知っていて、
愛を出そうとしているのに
なぜ失敗することが前提だったのか…
そう考えてみた時に出てきたのは、
お金を稼いだら(税金として)
国に取られてしまう…という思いや
稼いだお金を私利私欲のために
使うことがごちゃ混ぜになっていたということ。

「稼ぐ」の意味がわかっても
お金を受け取ることの怖さを
拭きれなかったのは、そこゆえで、
私がお金に対して持っていた
ネガティブなイメージは、
稼いだら取られるというイメージ
(だったら最初から稼がない方がいい
という思いになっていた。)や
稼いだお金を私利私欲のために
使うことだったのです!
もちろん、頑張って働いたら
多少の贅沢をするのは
いいと思いますが、
必要以上の贅沢をすることへの罪悪感や
そうすることで起きる因果応報によって、
良くないことが起きるのではないかと怖れていたのです。
そこに対して罪悪感や恐れを感じるのは、
もちろん私が生まれ育ってきて環境が
影響しています。
育つ過程の中で知らず知らずに、
必要以上の莫大な富があるのは、
“悪いことをしているに違いない”
“貧しい人を苦しめてせしめ取ったに違いない”
というような思い込みが出来ていました。
上げた利益をどのように使うか?
日本資本主義の父と言われ、
新たな一万円札の顔となった
渋沢栄一は、一代で500近い会社を
創りました。
その渋沢栄一が、大事にしていたのが
孔子の『論語』です。
渋沢は、
「仁義道徳に基づかないと、
利殖(会社の利益)はうまくいかない」
「富は道理を得たものでなければならない」
「個人の富は国の富であるから、
自分だけが儲かればいいという考えでは
駄目だ」などの言葉を残しています。
(『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』齋藤孝・著)
古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは、
“もっとも国が安定し、
繁栄と継続の社会の理想像”として
“貧富の差を最小にして中間層を
最大にする”ダイヤモンド型の
社会構造を挙げています。
(『聖徳太子が遺してくれた成功の自然法則』徳山暉純・著)
そして、
高度経済成長期に一億総中流を
日本は実現したのです。

ですが今は、日本国内でも
貧富の差が出来つつあります。
今のままの考え方で
私たちや子どもたちの未来は
どうなるのでしょうか?
愛ある未来を創るとは
自分の利益を公共や
国民みんなのために活かすって
こういうことか!と腑に落ちて、
稼ぐことのネガティブなイメージを
完全に払拭できたきっかけは
子どもたちの給食費でした。

私が住んでいる県には、
小学校の給食費が無料の市がある一方で、
私が住んでいるところのように
給食費を払う地域もあります。
市の意見箱に寄せられた回答の中に、
給食費について書かれたものがありました。
そして、その回答には、財政的に厳しいという
旨が記されていました。
今までは、地域によって差があるなんて
差別だ!不平等だ!という見方しか
できなかったけれど、
渋沢栄一やアリストテレスの考えを知って
「そうか!例えば私が稼いで
市にたくさんの税金を納めれば
給食費を無料にできる可能性があるんだ!」と
思ったのです!
私の子どもたちが在学中に
実現するのは難しいかもしれない。
けれど、諦めずに続けていたら
後の世代の時には実現できると思うし、
同じように考える企業や
経営者の方が増えたら
ずっと早く実現できるだろうと感じています。
いかに自分の手元に多くのお金を残すのかと
考えて動くのも生き方の1つでしょう。
でも、必要以上のお金を遺して
一体どうするのでしょうか?
自分だけが幸せに生きる時代から、
自分が幸せになることで
他者も幸せにできる時代へ。
このままでは年金も…と言われている今、
一人一人がそのように考えたら
日本は再び、精神的にも、経済的にも
豊かな国になると信じています。
自分を幸せにしてあげるのは
もちろんのこと、
あなたの幸せを通して
周りの人も幸せにできる人を
育成していくことで、
私も地域や国(そこに暮らす人々)に
貢献していきたいです!
マインド・氣を整え、運を味方につけて
愛ある未来を創りたい人を育成!
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