『すずめの戸締まり』を見て思ったこと<後編>

新海誠監督の『すずめの戸締まり』を見て
思ったことを綴っています。

後編はマインドティーチャーである
私の主観がメインです。

<前編はこちらから>

ミミズは自然以外のことも表している?

前編で書いたように、
名前から見ていくと、
「世の中の光を守る」お話という
意味が取れます。

そして、そのために
ミミズが地上に出てこないように
扉を閉めて、要石というもので
抑えています。

(言い伝えによると、
日本の伝説の生き物である
大鯰(おおなまず)が地下に住んでいて
それが身体を揺することで
地震を引き起こすと考えられていたそうで、
要石はその大鯰の頭と尾を押さえつけて、
地震を鎮めると考えられていたそうです。
(ウィキペディアより))

地震という災害については
扉を閉じて、要石で抑えて封じる、
というストーリーで成立します。
が、マインドティーチャーである私は、
ミミズが人々の感情やマインドを
表してもいるんじゃないか?
と感じました。

ここからは『すずめの戸締まり』に
かこつけた私の主観です!

マインドという視点で見ると、
私たちが抱えている闇を光に変えるためには、
癒しが必要となります。

闇となった、辛い記憶や経験を
癒し、浄化してあげるのです。

癒しの方法は、例えば、
・時間が解決する
・人に話を聞いてもらう
・当時の自分と対話をする
などで、受け止めた上で、
・潜在意識を書き換える
・気づきや学びに捉え直す
などを行うことで、
前向きに進んでいけるようになります。

今回の映画の中でも、
現在の鈴芽が扉の中にいた
幼い頃の自分に会って
母親を亡くした喪失感や悲しみを
癒すことで、
再び前向きに自分の人生に戻れるように
しています。
(ちなみにこの部分は、
以前のブログの中で伝えている
時間の概念の話とも繋がってきます。)

ミミズが普段いる、
扉の中の世界は、
とっても綺麗な空や
幼い頃の鈴芽の思い出が見えるのですが、
いざ扉の中に入ってみると
地面は焼け野原のようで
瓦礫がたくさん。
とても綺麗とは言えない光景です。

表面的には笑顔で生きている人も
心の奥底には蓋をしている感情や
傷ついた記憶など、
誰しもあるのではないでしょうか?

ミミズが私たちのくすぶっている感情や
思いのように感じられて、
蓋をして普段は気づかないようにして
過ごしているけど、
気づかずに溜まっていって、
時々爆発することと
重なって見えました。

この爆発が個人的な怒りやケンカ程度なら
まだしも、
国と国や地域と地域という形で
出てくることもあります。

自分は何をすると嬉しいのか、
どんなことをすると嫌な気持ちになるのかなど、
自分のことを知ることも大事。

また、一部だけを見るのではなくて、
全体を繋がりで見る視点を持つ
ことで
嫌な出来事に対しても
気づきや学びに変えて
前向きに受け止められるようになります。

自然を大切にすることは私たち自身を大切にすること

先ほど、自分に「気」を掛けると
伝えました。

私たちも自然も
この世界にあるものは
全て気で出来ていると
中国の思想では考えられています。
(量子力学という科学の世界では
素粒子で出来ていると考えられています。
私はどちらも同じことを言っていると
捉えています。)

「気」という字がつく言葉には、
「気配り」「気分」「気心」「活気」「病気」など
様々あります。

誰かを思いやる時には、気を配るし、
活き活きとしたエネルギーがあると
活気があると言うし、
病にかかれば気が病むと書きます。

この「気」は元々の漢字は「氣」。

中の部分は、私たちのエネルギー源である
お米です。

「気・氣」は「エネルギー」と
言い換えてもいいでしょう。

そして、「空気」「大気」という
自然界を表す言葉にも「気」が
使われているのです!

昔の人たちは、
自然も私たち人も、
同じ氣で出来ていることを
知っていたのでしょう。

そのため、
自分を大事にすることは
広い視点で見たら
自然を大事にすることに
繋がっている
のです!!

さらに、人同士も同じ氣で出来ているので、
自分を大事にすることは、
あなたの好きな人を大事にすることや
苦手な人を大事にすることにも
繋がっています。

今、自然を残していけるのかどうか
難しい時代に入っています。

それは、私たち自身を
大事にしてこなかった
という見方もできるのです!

自分を大切にすることが
言われるようになって、

“自分を大切にする”ことと、
“自分だけ良ければいい”という
考えがごちゃ混ぜになっているように
感じます。

“自分だけ良ければいい”と考えた時には、
自分の欲しいもののためにも
自然も壊すことができるでしょう。

そして、その結果、
今、自分たち自身を苦しめているのです。

“自分を大切にする”ことができると、
周りの人や自然も大切にすることが
できます。

私たちが行なっていくことは、
自分を大切にすること、
他者を大切にすること、
私たちを生かしてくれている
自然を大切にすること!!

そうしたことを
この映画は教えてくれているように
感じました。

自己犠牲マインドは私たちの代で終わらせよう

今回、このブログを書くにあたって
新海誠監督の他の作品も
少し調べました。

すると、『天気の子』では、
人柱となって生贄となる
神話が出てきて、
自己犠牲というワードも
検索した中で出てきました。

今回の映画でも
要石に関して
自己犠牲が見えるシーンが
出てきます。

それでも、最終的には
どちらの映画でも
犠牲にならない結末になっています。

以前の日本は、
周りの人の幸せのために
自分を犠牲にすることが
当たり前だったと思います。

でも、その結果、
物質的には豊かになったけど
失ったものもたくさんあります。

そして、今は、
日本でも
個性や自分を大切にすることが
強く言われるようになってきました。

自然に敬意を持って、
大事にすることと、
自然のために自己犠牲をはらうことは
違います。

先程お伝えしたように
自分を大切にすることが
周りの人や自然を大事にすることに
繋がっているから、
自己犠牲をすれば
その連鎖が起こって、
誰も幸せにならない
からです。

周りの人のことを
大切にできる日本人なら、
自分のことを大切にして、
なおかつ他者のことも大切にできると
私は信じています!

そして、そのために
抱えている闇(マインド、思い込み、
価値観、それらを作った嫌な記憶)を
光に変えて、
光の世界、
安心、安全、平和、愛の世界に
生きていきたい方の
マインドのお手伝いを
私は行なっていきます。

愛のある未来を
永く築いていきたい方、
一緒に創っていきましょう!

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