『すずめの戸締まり』を見て思ったこと<前編>

新海誠監督の『すずめの戸締まり』を
Netflixで見ました!

いろいろな口コミを見て
なんだかちょっと怖そうだなと思って
避けていたのですが、
ふと気になった時はやはり
必然のタイミング。

私が感じたことを記します。
(一部ネタバレを含みます。)

ざっくりとしたあらすじは、
“大災害”から日本を守るために
災いの元となる扉を閉じる閉じ師・
宗像草太と
そうとは知らずに扉を開けてしまった
女子高生・岩戸鈴芽が日本を移動しながら
扉を閉じていく、というもの。

“大災害”を起こすのは
ミミズと呼ばれる
一般の人には見えない物体。

映画の中では、
“日本列島の下をうごめく巨大な力”
“目的も意思もなく
ひずみが溜まればただ暴れ
土地を揺るがす”と説明されています。

そのミミズが扉から出て
地上に落ちると大災害が起きるので、
ミミズが地上に落ちる前に
扉を閉める必要があるのです。

私がこの映画を見て感じたのは、

なぜそう思ったのかを
綴っていきます!

自然を大切にすること

扉があるのは、廃墟となった場所。
かつては人が住み、
生活があり、
活気があったけれど、
今はそうしたエネルギーがなくなってしまった場所。

“大災害”から守るという
わかりやすいテーマがあるように
自然を大事にすることが
伝えてくれていることの1つだと
感じました。

私たちは、自然によって
生かされています。

かつてほとんどの家は木造でした。
海や川の魚を食べたり、
お米や畑で採れた作物を食べたり。
酸素でさえも、
自然によって作り出してもらっています。

そうしたことを忘れて
私たちは多くの自然を
自らの手で削ってきました。

映画の中でも
ある動物から
「人の手で元に戻して」
という言葉が出てきます。

直接的に戻してと言っているのは
あるモノのことなのですが、
崩してしまった自然を
人の手で戻そうという
メッセージに聞こえました。

名前から思うこと

メインキャラクターである岩戸鈴芽と
宗像草太の名前からも
メッセージが取れます。

映画の冒頭、鈴芽は宮崎県にいますが、
その理由について、
“宮崎新海誠監督は『宮崎日日新聞』の取材に
「宮崎が日本神話の始まりの場所であるから」
と答えている。また、主人公、
すずめの名前についても
「(日向神話の)アメノウズメノミコトの
『ウズメ』から取った」と話している”
と記載があります。(ウィキペディアより)

また、鈴芽の名字の岩戸といえば、
日本神話にある天の岩戸という
言葉を思い出しました。

そして、今回調べてみると
天の岩戸が祀られているのは
宮崎県高千穂町にある
天岩戸神社だそう。

先ほどのアメノウズメノミコトは
天照大神が岩戸に隠れた
(=世界が暗闇に包まれて光が消えた)際に
踊って天照大神を誘い出した女神
なんだそう。

言い換えると、
鈴芽は世界に光を取り戻す人
という意味づけが見えてきます。

そして、宗像草太の宗像は、
日本最古の神社の1つ、
宗像大社を連想させます。

宗像大社は福岡県にあり、
御祭神は天照大神の三女神です。

世の中の光=安全、平和を守る
役目のある人物
だからこそ、
キャラクターの名字を宗像と
したのだろうと感じます。

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