シェファリ・ツバリ博士の初来日講演会&ワークショップに参加してきました!

先日は、コンシャスペアレンツジャパン主催のシェファリ・ツバリ博士による子育てについての初来日講演会とワークショップに参加してきました!


(向かって左から本田健さん(チェリッシュで読書会を開催している『happy money』の著者です!)、シェファリ博士、胎内記憶で有名な池川明先生、主催者のたかもりくみこさん。お写真は参加しているコンシャスペアレンツジャパンのFacebookグループからお借りしました。)

子育てについてのお話ですが、内容は自分自身と向き合うこと。

チェリッシュでは、自分の心の声を聴いて、自分と向き合うことが大切だとメルマガなどでも日頃からお伝えしていますが、今回の参加で私自身改めて得たことが多く、子どもとの関係にも早くもいい影響を感じているので、いろいろとシェアさせていただきます^ ^

 

シェファリ・ツバリ博士

インドのご出身。

インドは”女性とはこうあるべき”や”子どもとは親に対してこうあるべき”など、日本以上に文化や慣習による規定が多く、21歳の時にアメリカに来れば自由に生きられると思い渡米。

しかし、アメリカでもインドと同じようなことで人々が悩んでいるとわかり、そこから自分自身でどうすべきかを考えるようになったそうです。

心理学者であり、一児の母でもあるシェファリ博士。

コンシャス(意識的)な子育てや自分育ての必要さを伝えている著書はNYタイムズベストセラーにもなっていて、アメリカの人気司会者オプラ・ウィンフリーさん(次期女性大統領に最も近い女性と言われている方)に、世界で最も優れた教育者100人にも選ばれた方です。

現在は、世界各国で講演もされています。

そんな博士が初めて日本で講演されるというのをたまたま知ったのが、チェリッシュで本格的に自分と向き合うことについてお伝えしていこうと決めた時。

これは参加しなさいという合図だなと思い、ドキドキしながらも行ってきました!

お話を聞くまで、”コンシャスな子育てってどういうことだろう??”という状態でしたが、帰る頃には気持ちが昇華されたようにスッキリ!

そして、私の子どもたちへの接し方が変わったことで、子どもたちの反応(言動)が変わっているのを実感しています!

 

子ども自身ではなく、チェックリストを見ている

例えば男の子であれば、経済力のある子になってほしい、勇敢な子になってほしい、運動神経をいい子になってほしいという親の願望があったり、

女の子であれば、いい子=両親の言うことを聞く子になってほしいという願望を多くの親が持っています。

子どもを持つということにおいても、女性であればいつか結婚して子どもを持つことが当然であるかのように親からのプレッシャーを感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

このように私たちはみんな、生まれる前から両親からチェックリストを受け取って無意識にそのチェックリストを満たすように生きていると博士は言います。

子育てをするということも、いい大人になるためのチェックリストの1つに過ぎないと。

そのため、私たちは子どもでも大人でも、相手を見る時には、相手の真の姿ではなく、チェックリストを見ているのです。

今回のお話の中で印象的だった言葉の1つは、どうして私たちが子育てでこんなにも悩んだり苦しんだりしているのかというと、子作りは生物学的であって、子育ては心理学的だからだと。

子どもの作り方はなんとなくわかっていてできたけど、子育てのことは誰も教えてくれないのです。

 

私たちの親もそのまた親も、先程挙げたようにチェックリストに沿って育てられてきたのです。だから、私たちが子育てをする時にも無意識にそのように子育てをしています。

 

男の子なのに、お外遊びが好きじゃないと「男の子なんだからお外で遊びなさい」と言ったり、おてんばな女の子には「女の子なんだからもっと大人しくしてちょうだい」と言ったり。

男の子・男性と女の子・女性は違うもので、それぞれを条件付けて型にはめて育てているのが今までの子育ての仕方。

その型から外れた子は”悪い子””手のかかる子”となってしまうのです。

 

ですが、その条件は誰が決めたのかというと、それまでの文化。

それにただ追随しているだけなのです。

私たち自身もよくわかっているように、時代は昔とは大きく変わってきています。

ですが、子育ての仕方は過去のルールに縛られたまま。

文化は巧妙なルールを作っていると博士は言います。

そして、それは幸せのルールではなく、コントロールするためのルールだと。

 

シェファリ博士は言います。文化は、恐れの元でしか育たないと。

否定されたり、承認されなかったり、違っていたり、属していないと感じたり、愛されていないと感じる・・・小さい時にそうした恐れを感じた子は、それが嫌なので文化に従うことを学ぶのです。

 

つまり、私たちの子育ても、代々恐れに基づいた子育てをしてきています。

家族の中でどこかの時代でそのことに気づき、目覚める人が現れない限り、その子育てがずっと続いていくのです。

 

他人を幸せにするために生きるのか、自分を幸せにするために生きるのか

皆さんは、映画『マトリックス』をご覧になったことはありますか?

面白い動きが話題となった映画ですが、実はあの映画で伝えていることは、私たちがどれだけ社会的観念に縛られて、本来の自分ではない状態で生きているかということ。

言い換えると、本来の自分自身に目覚めて生きるべきだと伝えている映画なのです。

 

私たちは皆、”こうでないとダメ”と誰かが言ったことを守ろうとしているのです。

多くの親が子どもに対して、”成功していい子でいれば幸せになれる”と言っています。

そんなことない!と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、お子さんに対して、勉強して、いい学校に行って、いい仕事に就いてほしい”と思ったことはありませんか?

 

親であれば誰しも子どもに幸せになってほしいと願っているでしょう。

ですが、その幸せって?と考えたことはありますか?

私たちの多くが、幸せとは、成功してお金があることだと思っています。

だからこそ、勉強して、いい学校に行って、いい仕事に就くことを子どもに願うのです。

そして、”いい親とは、子どもが成功するように育てること”だと思っているのです

そのため、子どもがその道を外れようとすると、自分が親失格だと思いたくないので、子どもに対して「あなたは悪い子ね。どうして勉強しないの!」と言っているのです。

 

博士はとても気さくな方で、ご自身の子育てのことも例として挙げて話してくれました。

博士はまだ娘さんが小さかった頃、娘さんのためにと身体にいいものをたくさん重ねたラザニアを作ったそうです。

そして、帰ってきた娘さんに「ジャジャーン!」とそのラザニアを見せると、娘さんは「何これ??」と言って、そのラザニアの層を剥がしていってぐちゃぐちゃになってしまったんだそう。

その時、博士は娘さんに対して、「なんてことするの!部屋に行ってなさい!」と怒ったそうです。

 

こうしたことは母親であれば、誰しも似たような経験があるのではないかと思います。

子どものためにと一生懸命作ったのに、子どもは全く食べてくれない。

事実は、子どもの口に合わない。そして、子どもはそれを伝えているだけ。

それなのに、親は頭に来て、「全部食べなさい!」と怒ったり、「もうお菓子はなしよ!」と怒ったり。私も思い当たる場面は一度ではありません(苦笑)

 

このラザニアのことがきっかけとなって、博士はこれは娘さんのためではなく、自分のエゴのためにやっていたと気づいたのだそうです。

 

”いい親になりたい、そうじゃなきゃ価値がない。”

そうした思いがあり、自分は価値がないと思いたくない。その恐れからやっていたことだと気づいたのだと。

他の人からどう見られるか、こんな未来になったら嫌だとか、そうした”恐れ病”に多くの人がかかっていると言います。

自分が子育てで迷った時には、

これをするのは恐れからなのか?目の前の子どものためなのか?

自問自答することが大切だと博士は、教えてくれました。

 

「いい子にしなさい!」という時、”いい子”ってどんな意味を持っていると思いますか?

いい子=言われた通りにする

になっていませんか?

 

私たちが子どもに「いい子にしなさい!」という時、”本当の自分自身を隠して、他の人を幸せにしなさい”と洗脳しているのです。

それはなぜでしょうか?

子どもが社会や文化にマッチしないと、親である私たちもその影響を受けると思っているからだと言います。

自分が自分自身を好きでいることよりも、他の人が自分を好きでいてくれることの方が大事だと思っているのです。

 

目覚めるためには、どう生きるかという選択を!

私たち親が取った選択が、我が子、その子ども、そのまた子どもと続いていくのです。

自分自身を好きでいることと、他の人に好かれること。

あなた自身はどちらを大切にして生きていきたいですか?

あなたの子どもにどちらを大切にして生きていってほしいですか?

 

子育てとは、つまり、親である私たちがどう生きるかという選択から始まるのです。

今までの社会の決めた枠にハマり、チェックリストを満たすことが幸せだと思い生きていくのか、大多数とは違っても自分を癒し、愛していくのか。

博士の言うコンシャス(意識的)な子育てとは、自分がどう生きていきたいかを意識するという意味なのです!!

 

私たちは実は、外からの承認はいらないのです。

自分が自分の価値に気づいてあげることが大切です。

 

たとえ周りから見たら世界的に成功し、幸せだと思われているとしても、本人が幸せだと感じていない限り、そこに幸せは存在しないのです。

私たちはただ存在しているだけで完全だし、神聖な存在だと自分の内側から認められること、そして、相手もそうだと受け止めて対応することが子どもたちへのギフトだと博士は言います。

 

そのために、役割を演じるのをやめて、本来あるべき姿になりましょう。

自分自身も他人もジャッジする必要はありません。

そして、批判されることを恐れるのもやめましょう。

 

親がありのままの自分を受け止められるようになると、子どものこともありのまま受け止められるようになります♡

午後のワークショップは子育てに関わる専門家向けのものでしたが、こちらにも参加させていただきました^ ^

そして、ワークショップでは、実際に午前中の講演の内容や、自分を癒すこと、自分自身を受け止めることなどをワークしながら体験しました。

参加者のみなさん涙、涙> <

私もです。

ですが、終わる頃にはモヤモヤとした気持ちは昇華されて、スッキリとした気持ちになっていました!

それゆえに私の子どもたちに対しての接し方が自然と変わったのです!!

ワークショップでの気づきはパーソナルな部分が多くあったので、メルマガでシェアしようと思っています^ ^(無料メール講座にご登録いただくと、自動的にメルマガに登録されます。メール講座へのご登録はこちらから♡

12/2のママのための聴くワークショップも、今回の学びを得て開催できるので参加者の方々に持って帰っていただけることが増えたなと感じています♡

子育てにお悩みのある方は、ぜひご参加ください^ ^

12/2のワークショップのご案内はこちらから↓

 

 

 

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